東洋医学の「腎(じん)」と不安・おそれ
東洋医学の「腎」は、生命力のもと(精)をたくわえ、成長や年齢による変化、水分の調整にかかわる働きをまとめた考え方です。「恐」と結びつき、不安やおそれが続くと、気が下に落ちやすいと考えます。
「腎」のつながり
| 五行 | 水 |
|---|---|
| 感情(五志) | 恐(不安・おそれ) |
| 季節 | 冬 |
| 味 | 鹹味(塩味) |
| 色 | 黒 |
| かかわる所 | 耳・骨 |
不安・おそれと「腎」
おそれや不安が続くと、気が下に落ち、踏んばる力が出にくくなると考えます。足腰を温め、しっかり眠ることが養生になります。
こんなサインが出やすい
- 不安やこわさを感じやすい
- 腰や足がだるい・冷える
- 夜中にトイレに起きる
- 耳が気になる
- 冬に体調をくずしやすい
食養生
黒豆・黒ごま、くるみ、ひじき・わかめなどの海藻、えび、山芋
塩味はとりすぎないように。黒い食材を日々少しずつ。
こころと体の養生
- 腰と足首を冷やさない
- 夜ふかしをしない
- 湯船で足腰を温める
- 不安なことは信頼できる人に話す
セルフケアのツボ
- 太渓(たいけい):内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ
- 湧泉(ゆうせん):足の裏、指を曲げたときにへこむところ
気持ちよいと感じる強さで、ゆっくり5秒×3回が目安。妊娠中の方、皮膚に異常がある方は控えてください。
体質に合わせた出張鍼灸
はり処 弥勒堂では、お話をうかがってから体質に合わせた施術を行います(大阪府・兵庫県・京都府へ出張)。
ほかの五臓
感情と五臓の関係は、東洋医学の考え方にもとづく養生の目安です。気分の落ち込みや不安、眠れない状態が続くときは、医療機関や相談窓口にご相談ください。