東洋医学の「肺(はい)」と悲しみ・憂い
東洋医学の「肺」は、呼吸で気をとり入れ、うるおいを体じゅうに広げ、肌や鼻をまもる働きをまとめた考え方です。「悲(憂)」と結びつき、悲しみや憂いが続くと、気が消耗しやすいと考えます。
「肺」のつながり
| 五行 | 金 |
|---|---|
| 感情(五志) | 悲(悲しみ・憂い) |
| 季節 | 秋 |
| 味 | 辛味 |
| 色 | 白 |
| かかわる所 | 鼻・皮毛(肌) |
悲しみ・憂いと「肺」
悲しみや憂いが続くと、気が消えるように力が出にくくなると考えます。胸をひらいて深く呼吸し、気持ちを話せる相手や場所をもつことが養生になります。
こんなサインが出やすい
- 悲しさ・さみしさを引きずりやすい
- 呼吸が浅い・ため息が出る
- 肌や喉、鼻が乾きやすい
- かぜをひきやすい
- 秋に体調をくずしやすい
食養生
大根・かぶ、れんこん、梨、白きくらげ・百合根、ねぎ・しょうが(少量)
辛味(ねぎ・しょうが)は少しだけ。白い食材でうるおいを。乾燥する季節は温かいスープを。
こころと体の養生
- 胸をひらいて深呼吸
- 部屋を加湿する
- 朝の空気を吸いに外へ出る
- 気持ちを話せる人と過ごす
セルフケアのツボ
- 太淵(たいえん):手首のしわの親指側、脈を感じるところ
- 中府(ちゅうふ):鎖骨の外側の下のくぼみから指1本分下
気持ちよいと感じる強さで、ゆっくり5秒×3回が目安。妊娠中の方、皮膚に異常がある方は控えてください。
体質に合わせた出張鍼灸
はり処 弥勒堂では、お話をうかがってから体質に合わせた施術を行います(大阪府・兵庫県・京都府へ出張)。
ほかの五臓
感情と五臓の関係は、東洋医学の考え方にもとづく養生の目安です。気分の落ち込みや不安、眠れない状態が続くときは、医療機関や相談窓口にご相談ください。