東洋医学の「脾(ひ)」と考えすぎ・心配
東洋医学の「脾」は、食べたものから気や血のもとをつくり、体じゅうに運ぶ働き(消化吸収)をまとめた考え方です。「思」と結びつき、考えすぎや心配が続くと、気が結ばれて消化の働きが弱まりやすいと考えます。
「脾」のつながり
| 五行 | 土 |
|---|---|
| 感情(五志) | 思(考えすぎ・心配) |
| 季節 | 土用(季節の変わり目) |
| 味 | 甘味 |
| 色 | 黄 |
| かかわる所 | 口・肉(筋肉) |
考えすぎ・心配と「脾」
考えすぎると気が結ばれ、食べたものをうまく運べなくなると考えます。食事の時間は考えごとをいったん置き、味わって食べることが養生になります。
こんなサインが出やすい
- 考えごと・心配ごとが頭から離れない
- 食欲にむらがある・胃がもたれる
- 食後に眠くなる・だるい
- お腹がゆるくなりやすい
- 季節の変わり目に体調をくずしやすい
食養生
かぼちゃ・さつまいも、米・山芋、キャベツ、大豆・豆腐、とうもろこし
甘味は、甘いお菓子より、穀物やいも類の自然な甘さで。冷たいもの・脂っこいものは控えめに。
こころと体の養生
- よく噛んで、腹八分目
- 食事中はスマホを置く
- 食後に軽く歩く
- 心配ごとは紙に書いて、考える時間を決める
セルフケアのツボ
- 足三里(あしさんり):膝のお皿の下、外側のくぼみから指4本分下
- 太白(たいはく):足の内側、親指のつけ根の骨のうしろのくぼみ
気持ちよいと感じる強さで、ゆっくり5秒×3回が目安。妊娠中の方、皮膚に異常がある方は控えてください。
体質に合わせた出張鍼灸
はり処 弥勒堂では、お話をうかがってから体質に合わせた施術を行います(大阪府・兵庫県・京都府へ出張)。
ほかの五臓
感情と五臓の関係は、東洋医学の考え方にもとづく養生の目安です。気分の落ち込みや不安、眠れない状態が続くときは、医療機関や相談窓口にご相談ください。