生理学の問題と解説
はり師・きゅう師国家試験の生理学から、よく出る知識を14問にまとめました。答えは「答えと解説を見る」を押すと出ます。アプリで解くと、同じ知識が四択と一問一答で毎回ちがう形で出ます。
アプリで解く(無料)細胞と体液
問1 細胞内液に多い陽イオンはどれか。
- 水素イオン
- カリウムイオン
- カルシウムイオン
- ナトリウムイオン
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答え:2. カリウムイオン
細胞内はK⁺、細胞外はNa⁺が多い。この差をナトリウム-カリウムポンプが保っています。
ここがポイント 細胞外液に多いのはNa⁺とCl⁻、細胞内液に多いのはK⁺とリン酸イオン。Na⁺-K⁺ポンプはATPを使う能動輸送です。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「細胞内液」を引いて確かめよう
問2 活動電位の脱分極で、細胞内に流れ込むイオンはどれか。
- ナトリウムイオン
- マグネシウムイオン
- 塩化物イオン
- カリウムイオン
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答え:1. ナトリウムイオン
脱分極はNa⁺の流入、再分極はK⁺の流出で起こります。
ここがポイント 静止膜電位は約−70mV(細胞内がマイナス)。脱分極で一瞬プラスに逆転(オーバーシュート)します。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「活動電位」を引いて確かめよう
循環と呼吸
問3 心臓の正常なペースメーカーはどれか。
- ヒス束
- 洞房結節
- プルキンエ線維
- 房室結節
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答え:2. 洞房結節
興奮は洞房結節→心房→房室結節→ヒス束→脚→プルキンエ線維の順に伝わります。
ここがポイント 洞房結節の自動能が最も高いので、ここがリズムを決めます。房室結節で伝導がわずかに遅れ、心房→心室の順に収縮します。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「洞房結節」を引いて確かめよう
問4 心電図のP波が表すのはどれか。
- 房室間の伝導
- 心室の興奮からの回復
- 心房の興奮
- 心室の興奮
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答え:3. 心房の興奮
P波は心房の脱分極、QRS波は心室の脱分極、T波は心室の再分極です。
ここがポイント 心房の再分極はQRS波に隠れて見えません。PQ間隔は房室伝導の時間です。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「P波」を引いて確かめよう
問5 呼吸の中枢がある部位はどれか。
- 延髄
- 小脳
- 視床下部
- 中脳
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答え:1. 延髄
呼吸中枢は延髄(と橋)。体温調節・摂食などの中枢は視床下部です。
ここがポイント 延髄=呼吸・循環・嚥下・嘔吐の中枢(生命中枢)。視床下部=自律神経・内分泌の統合中枢。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「呼吸中枢」を引いて確かめよう
消化と代謝
問6 タンパク質を分解する消化酵素はどれか。
- ペプシン
- リパーゼ
- アミラーゼ
- マルターゼ
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答え:1. ペプシン
ペプシン・トリプシンはタンパク質、アミラーゼは糖質、リパーゼは脂肪を分解します。
ここがポイント ペプシンは胃(ペプシノゲンが胃酸で活性化)、トリプシンは膵液。唾液のアミラーゼは糖質です。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「ペプシン」を引いて確かめよう
問7 血糖値を下げるホルモンはどれか。
- コルチゾール
- インスリン
- グルカゴン
- アドレナリン
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答え:2. インスリン
血糖値を下げるのはインスリンだけ。グルカゴン・アドレナリン・コルチゾール・成長ホルモンは上げます。
ここがポイント 「下げるのはインスリンだけ」が最頻出。上げるホルモンが複数あるのは、低血糖が命に関わるからです。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「インスリン」を引いて確かめよう
問8 インスリンを分泌する細胞はどれか。
- 膵島のB(β)細胞
- 膵島のD(δ)細胞
- 膵島のA(α)細胞
- 膵臓の腺房細胞
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答え:1. 膵島のB(β)細胞
B細胞はインスリン、A細胞はグルカゴン、D細胞はソマトスタチン。腺房細胞は消化酵素をつくります。
ここがポイント 膵島(ランゲルハンス島)は内分泌、腺房は外分泌。インスリンの不足・作用低下が糖尿病です。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「ランゲルハンス島」を引いて確かめよう
内分泌と腎
問9 下垂体後葉から分泌されるホルモンはどれか。
- 甲状腺刺激ホルモン
- プロラクチン
- バソプレシン
- 成長ホルモン
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答え:3. バソプレシン
下垂体後葉はバソプレシン(抗利尿ホルモン)とオキシトシン。ほかは前葉です。
ここがポイント 後葉ホルモンは視床下部でつくられ、神経を通って後葉から出ます。前葉はGH・TSH・ACTH・FSH・LH・PRL。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「バソプレシン」を引いて確かめよう
問10 血中カルシウム濃度を上げるホルモンはどれか。
- アルドステロン
- 副甲状腺ホルモン
- インスリン
- カルシトニン
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答え:2. 副甲状腺ホルモン
副甲状腺ホルモン(パラトルモン)はCaを上げ、カルシトニンは下げます。
ここがポイント PTHは骨からCaを出し、腎での再吸収を増やし、ビタミンDを活性化して上げます。カルシトニンは甲状腺から。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「副甲状腺」を引いて確かめよう
問11 腎臓でナトリウムの再吸収を促すホルモンはどれか。
- カルシトニン
- アルドステロン
- バソプレシン
- 心房性ナトリウム利尿ペプチド
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答え:2. アルドステロン
アルドステロン(副腎皮質)はNa⁺の再吸収とK⁺の排泄を促します。バソプレシンは水の再吸収です。
ここがポイント レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系は血圧を上げる仕組み。ANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)は逆の働きです。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「アルドステロン」を引いて確かめよう
神経と感覚
問12 痛みを速く伝える神経線維はどれか。
- C線維
- Aα線維
- Aδ線維
- B線維
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答え:3. Aδ線維
鋭い速い痛みはAδ線維、鈍い遅い痛みはC線維が伝えます。
ここがポイント 太さと速さは、Aα>Aβ>Aδ>C。C線維だけが無髄で最も遅い。鍼のひびきにも関係します。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「痛覚」を引いて確かめよう
問13 副交感神経の作用はどれか。
- 気管支を拡張させる
- 瞳孔を散大させる
- 消化管の運動を促す
- 心拍数を増やす
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答え:3. 消化管の運動を促す
副交感神経は消化管運動の促進、心拍数の減少、縮瞳、気管支の収縮。交感神経はその逆です。
ここがポイント 副交感はリラックス(休息・消化)、交感は闘争・逃走。汗腺は交感神経だけ(伝達物質はアセチルコリン)が例外です。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「副交感神経」を引いて確かめよう
問14 体温調節の中枢がある部位はどれか。
- 視床下部
- 小脳
- 延髄
- 大脳基底核
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答え:1. 視床下部
視床下部には体温調節・摂食・飲水などの中枢があります。
ここがポイント 視床下部は、体温・摂食(満腹・空腹中枢)・飲水・概日リズム・下垂体の調節を担います。
教科書で確かめよう:『生理学』の索引で「体温調節」を引いて確かめよう