医療概論の問題と解説
はり師・きゅう師国家試験の医療概論から、よく出る知識を12問にまとめました。答えは「答えと解説を見る」を押すと出ます。アプリで解くと、同じ知識が四択と一問一答で毎回ちがう形で出ます。
アプリで解く(無料)医療倫理
問1 人を対象とする医学研究の倫理原則を示したものはどれか。
- リスボン宣言
- ジュネーブ宣言
- アルマ・アタ宣言
- ヘルシンキ宣言
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答え:4. ヘルシンキ宣言
ヘルシンキ宣言は、人を対象とする医学研究の倫理原則(世界医師会)。リスボン宣言は患者の権利、ジュネーブ宣言は医師の誓い、アルマ・アタ宣言はプライマリヘルスケアです。
ここがポイント 宣言は「誰の・何の」でセットに。ヘルシンキ=研究、リスボン=患者、ジュネーブ=医師、アルマ・アタ=PHC、オタワ=ヘルスプロモーション。
教科書で確かめよう:医療概論の教科書(統計や制度は最新の数字も確かめる)
問2 患者の権利に関する宣言はどれか。
- リスボン宣言
- ヘルシンキ宣言
- ニュルンベルク綱領
- オタワ憲章
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答え:1. リスボン宣言
リスボン宣言(世界医師会)は、良質な医療を受ける権利、選択の自由、自己決定、情報を得る権利など、患者の権利をまとめたものです。
ここがポイント リスボン宣言は1981年。「患者の権利」と出たらリスボン。研究の倫理(ヘルシンキ)とのひっかけが定番です。
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問3 医療倫理の4原則に含まれないものはどれか。
- 効率性
- 自律尊重
- 正義
- 無危害
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答え:1. 効率性
4原則は「自律尊重・無危害・善行・正義」。効率性は含まれません。
ここがポイント ビーチャムとチルドレスの4原則。「善行(恩恵)」と「無危害」は別物として数えます。
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問4 インフォームド・コンセントについて正しいのはどれか。
- 家族の同意だけで足りる
- 十分な説明を受けたうえで、患者が自ら同意する
- 一度同意したら撤回できない
- 医師の判断で治療方針を決める
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答え:2. 十分な説明を受けたうえで、患者が自ら同意する
説明を理解したうえでの、患者自身による同意です。同意はあとから撤回することもできます。
ここがポイント 説明するのは医療者、同意するのは患者本人。家族の同意だけ・医師の判断だけ、という選択肢は誤りです。
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健康と医療
問5 WHO憲章の健康の定義で、「完全に良好な状態」とされる側面に含まれないのはどれか。
- 経済的
- 身体的
- 精神的
- 社会的
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答え:1. 経済的
WHO憲章では、健康とは身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態で、単に病気や病弱でないことではない、とされています。
ここがポイント WHOの定義は「身体的・精神的・社会的」の3つ。霊的(スピリチュアル)は改正案で議論されたが採択されていない点も出ます。
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問6 プライマリヘルスケアを提唱したものはどれか。
- オタワ憲章
- ジュネーブ宣言
- アルマ・アタ宣言
- ヘルシンキ宣言
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答え:3. アルマ・アタ宣言
1978年のアルマ・アタ宣言でプライマリヘルスケアが提唱されました。オタワ憲章(1986年)はヘルスプロモーションです。
ここがポイント アルマ・アタ=1978年・PHC・「すべての人に健康を」。年代と組み合わせて問われます。
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問7 ヘルスプロモーションを提唱したものはどれか。
- オタワ憲章
- リスボン宣言
- アルマ・アタ宣言
- ニュルンベルク綱領
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答え:1. オタワ憲章
オタワ憲章(1986年)で、人々が自らの健康をコントロールし改善できるようにするヘルスプロモーションが示されました。
ここがポイント オタワ憲章=1986年・ヘルスプロモーション。アルマ・アタ(PHC)と入れ替えたひっかけに注意。
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問8 EBMで最も質が高いとされる根拠はどれか。
- 動物実験
- 専門家の意見
- 症例報告
- ランダム化比較試験のシステマティックレビュー
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答え:4. ランダム化比較試験のシステマティックレビュー
根拠の強さは、システマティックレビュー・メタアナリシスが最も高く、専門家の意見や症例報告は低い位置づけです。
ここがポイント 上から、システマティックレビュー>RCT>コホート研究>症例対照研究>症例報告>専門家の意見、の順です。
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医療制度
問9 医療法で病院とされるのは、病床数がいくつ以上の施設か。
- 10床
- 20床
- 50床
- 19床
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答え:2. 20床
病院は20床以上、診療所は19床以下(無床を含む)です。
ここがポイント 20床が境目。「19床以下は診療所」まで一緒に覚えると、どちらの聞き方にも対応できます。
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問10 後期高齢者医療制度の対象となる年齢はどれか。
- 75歳以上
- 70歳以上
- 65歳以上
- 80歳以上
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答え:1. 75歳以上
75歳以上(一定の障害がある65〜74歳を含む)が対象です。窓口負担の割合は所得で変わり、制度改正があるので最新の数字を確かめましょう。
ここがポイント 75歳が基準。65歳(老年人口・介護保険の第1号被保険者)との混同に注意。
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問11 国民医療費に含まれるものはどれか。
- 正常な妊娠・分娩の費用
- 健康診断の費用
- 入院時の食事療養費
- 予防接種の費用
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答え:3. 入院時の食事療養費
国民医療費は傷病の治療にかかる費用です。正常な妊娠・分娩、健康診断、予防接種などは含まれません。
ここがポイント 国民医療費に入らないもの(正常分娩・健診・予防接種・差額ベッド・美容整形など)を覚える方が早いです。
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問12 チーム医療で最も大切にされる考え方はどれか。
- 医師がすべてを決める
- 職種ごとに別々に判断する
- 家族の希望だけを優先する
- 患者を中心に職種が連携する
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答え:4. 患者を中心に職種が連携する
チーム医療は、患者さんを中心に、それぞれの専門職が情報を共有し連携する考え方です。
ここがポイント 主役は患者さん。「医師が全て決める」「職種ごとに独立」は誤り、と判断できればOK。
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