はり理論の問題と解説
はり師・きゅう師国家試験のはり理論から、よく出る知識を8問にまとめました。答えは「答えと解説を見る」を押すと出ます。アプリで解くと、同じ知識が四択と一問一答で毎回ちがう形で出ます。
アプリで解く(無料)鍼の基礎
問1 毫鍼の太さで「3番鍼」の鍼体径はどれか。
- 0.16mm
- 0.20mm
- 0.24mm
- 0.30mm
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答え:2. 0.20mm
1番0.16mm、2番0.18mm、3番0.20mm、5番0.24mm、8番0.30mm、10番0.34mm。番号が1つ上がると0.02mm太くなります。
ここがポイント 鍼体径は「1番0.16mm、1つ上がるごとに0.02mm」で計算できます(5番0.24mmなど)。中国鍼は数字が小さいほど太いので逆です。
教科書で確かめよう:『はりきゅう理論』の索引で「毫鍼」を引いて確かめよう(第3版)
問2 毫鍼の長さ「1寸6分」はおよそ何mmか。
- 50mm
- 40mm
- 30mm
- 60mm
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答え:1. 50mm
1寸はおよそ30mm、1寸3分は40mm、1寸6分は50mm、2寸は60mmが目安です。
ここがポイント 1寸=約3cm、1分=約3mm。寸6(1寸6分)が最もよく使われる長さです。
教科書で確かめよう:『はりきゅう理論』の索引で「毫鍼」を引いて確かめよう(第3版)
刺鍼の手技
問3 鍼を上下にすばやく動かす手技はどれか。
- 雀啄術
- 置鍼術
- 旋撚術
- 回旋術
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答え:1. 雀啄術
雀啄術は上下運動、旋撚術は左右に半回転ずつ回しながら、回旋術は一方向に回します。置鍼術は刺したまま一定時間置きます。
ここがポイント 刺鍼の手技(十七手技):単刺・雀啄・間歇・屋漏・置鍼・旋撚・回旋・乱鍼・副刺激・示指打・随鍼・細指・振せん・内調・管散・刺鍼転向・鍼尖転位。
教科書で確かめよう:『はりきゅう理論』の索引で「雀啄」を引いて確かめよう(第3版)
問4 抜けにくくなった鍼(渋鍼)の対処として適切なのはどれか。
- 力を入れて一気に抜く
- 鍼を深く刺し入れる
- 周囲を軽く押したり、近くに別の鍼を刺す(迎え鍼)
- すぐに切って残す
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答え:3. 周囲を軽く押したり、近くに別の鍼を刺す(迎え鍼)
筋の緊張で抜けにくいときは、周囲を軽くなでたり押したり、近くに鍼を刺したり(迎え鍼)して、筋がゆるんでから抜きます。
ここがポイント 渋鍼の原因は筋の緊張や鍼の回しすぎ。無理に引き抜くと折鍼の原因になります。
教科書で確かめよう:『はりきゅう理論』の索引で「抜鍼困難」を引いて確かめよう(第3版)
治効理論
問5 太い神経線維の刺激が、脊髄で痛みの伝達を抑えるという説はどれか。
- 内因性オピオイド説
- 軸索反射
- ゲートコントロール説
- 汎適応症候群
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答え:3. ゲートコントロール説
ゲートコントロール説(メルザックとウォール)は、太い線維(Aβ)の入力が脊髄後角で細い線維からの痛みの伝達を抑えるという考え方です。
ここがポイント 下行性痛覚抑制系(中脳中心灰白質→延髄→脊髄後角)やDNIC(広汎性侵害抑制調節)も鍼鎮痛の説明に使われます。
教科書で確かめよう:『はりきゅう理論』の索引で「ゲートコントロール」を引いて確かめよう(第3版)
問6 鍼鎮痛が内因性オピオイドによることを示すのに使われる薬はどれか。
- アドレナリン
- アトロピン
- ナロキソン
- モルヒネ
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答え:3. ナロキソン
オピオイド受容体の拮抗薬ナロキソンで鍼鎮痛が弱まることから、内因性オピオイド(βエンドルフィンなど)の関与が示されます。
ここがポイント 鍼鎮痛は、効果が出るまでに時間がかかり(誘導期)、終わっても効果が続く(後効果)、個人差がある、のが特徴です。
教科書で確かめよう:『はりきゅう理論』の索引で「ナロキソン」を引いて確かめよう(第3版)
問7 鍼の刺激で、刺した所のまわりの皮膚が赤くなる(フレア)しくみはどれか。
- 伸張反射
- 屈曲反射
- 軸索反射
- 体性-内臓反射
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答え:3. 軸索反射
感覚神経の興奮が枝分かれした軸索を逆に伝わり、末端から血管を広げる物質が出て、周りが赤くなります(軸索反射)。
ここがポイント 軸索反射は脊髄を経由しない局所の反応です。サブスタンスPやCGRPが血管を広げます。
教科書で確かめよう:『はりきゅう理論』の索引で「軸索反射」を引いて確かめよう(第3版)
安全
問8 鍼による事故で、背部や胸部への深刺で起こりやすいのはどれか。
- 脳貧血
- 折鍼
- 気胸
- 皮下出血
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答え:3. 気胸
肺の上の部位に深く刺すと気胸を起こすことがあります。刺鍼後の胸痛・息苦しさ・咳は気胸を疑い、すぐ医療機関へつなぎます。
ここがポイント 気胸を起こしやすい部位:肩井・膏肓・肩外兪・欠盆など胸郭の上。深さと角度の管理が大切です。
教科書で確かめよう:『はりきゅう理論』の索引で「気胸」を引いて確かめよう(第3版)