病理学概論の問題と解説
はり師・きゅう師国家試験の病理学概論から、よく出る知識を10問にまとめました。答えは「答えと解説を見る」を押すと出ます。アプリで解くと、同じ知識が四択と一問一答で毎回ちがう形で出ます。
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問1 組織が一度正常に発育したあとに小さくなることを何というか。
- 化生
- 低形成
- 萎縮
- 壊死
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答え:3. 萎縮
萎縮は一度正常に発育した組織が小さくなること。低形成は初めから十分に発育しないことです。
ここがポイント 萎縮(一度育ってから小さく)・低形成(十分育たない)・無形成(できない)。肥大は細胞が大きく、過形成は数が増えます。
教科書で確かめよう:『病理学概論』の索引で「萎縮」を引いて確かめよう
問2 喫煙により気管支の線毛上皮が扁平上皮に変わることを何というか。
- 変性
- 化生
- 肥大
- 過形成
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答え:2. 化生
ある分化した組織が別の分化した組織に変わることを化生といいます。
ここがポイント 化生は適応の一つ。喫煙で気管支(扁平上皮化生)、逆流性食道炎で食道下部(円柱上皮化生=バレット食道)が有名です。
教科書で確かめよう:『病理学概論』の索引で「化生」を引いて確かめよう
循環障害
問3 出血性梗塞が起こりやすい臓器はどれか。
- 心臓
- 肺
- 脾臓
- 腎臓
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答え:2. 肺
二重の血液供給がある肺や、腸は出血性梗塞。心臓・腎臓・脾臓などは貧血性梗塞です。
ここがポイント 肺・腸・肝は血管が二重なので出血性。終動脈の臓器(心・腎・脾・脳)は貧血性梗塞です(脳は融解壊死)。
教科書で確かめよう:『病理学概論』の索引で「出血性梗塞」を引いて確かめよう
問4 浮腫の原因にならないものはどれか。
- リンパ管の閉塞
- 血漿膠質浸透圧の上昇
- 血管透過性の亢進
- 毛細血管内圧の上昇
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答え:2. 血漿膠質浸透圧の上昇
浮腫は、毛細血管内圧の上昇・血漿膠質浸透圧の低下(低アルブミン)・血管透過性の亢進・リンパ管の閉塞で起こります。
ここがポイント 膠質浸透圧は水を血管内に引き戻す力。上昇すれば浮腫は起こりにくく、低下で浮腫になります。
教科書で確かめよう:『病理学概論』の索引で「浮腫」を引いて確かめよう
炎症と免疫
問5 急性炎症の早い時期に集まる主な細胞はどれか。
- リンパ球
- 形質細胞
- 好中球
- 線維芽細胞
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答え:3. 好中球
急性炎症では好中球、慢性炎症ではリンパ球・形質細胞・マクロファージが中心です。
ここがポイント 炎症の5徴候:発赤・熱感・腫脹・疼痛・機能障害。急性炎症の最初の主役は好中球です。
教科書で確かめよう:『病理学概論』の索引で「好中球」を引いて確かめよう
問6 Ⅰ型アレルギーに関わる抗体はどれか。
- IgG
- IgM
- IgA
- IgE
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答え:4. IgE
Ⅰ型(即時型)はIgEと肥満細胞。アナフィラキシー・花粉症・気管支喘息などです。
ここがポイント Ⅰ型=IgE(即時型)、Ⅱ型=細胞傷害型、Ⅲ型=免疫複合体型、Ⅳ型=T細胞(遅延型)。Ⅳ型だけ抗体が関与しません。
教科書で確かめよう:『病理学概論』の索引で「IgE」を引いて確かめよう
問7 Ⅳ型アレルギーはどれか。
- 花粉症
- ツベルクリン反応
- 全身性エリテマトーデス
- 血液型不適合輸血
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答え:2. ツベルクリン反応
Ⅳ型(遅延型)はT細胞による反応で、ツベルクリン反応・接触皮膚炎など。花粉症はⅠ型、不適合輸血はⅡ型、SLEはⅢ型です。
ここがポイント Ⅳ型の例:ツベルクリン反応・接触皮膚炎・移植拒絶。抗体でなくT細胞なので、反応まで1〜2日かかります。
教科書で確かめよう:『病理学概論』の索引で「アレルギー」を引いて確かめよう
腫瘍
問8 悪性腫瘍の特徴はどれか。
- 分化度が高い
- 浸潤性に増殖する
- 転移しない
- 被膜をもつことが多い
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答え:2. 浸潤性に増殖する
悪性腫瘍は浸潤性に増殖し、転移し、分化度が低い(異型が強い)。被膜は良性腫瘍に多い特徴です。
ここがポイント 良性=膨張性・被膜あり・転移なし・分化度高い。悪性=浸潤性・転移あり・異型が強い。
教科書で確かめよう:『病理学概論』の索引で「悪性腫瘍」を引いて確かめよう
問9 上皮性の悪性腫瘍はどれか。
- 肉腫
- 白血病
- 癌腫
- 脂肪腫
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答え:3. 癌腫
上皮性の悪性腫瘍が癌腫、非上皮性の悪性腫瘍が肉腫です。
ここがポイント 癌腫の例:扁平上皮癌・腺癌。肉腫の例:骨肉腫・平滑筋肉腫。造血器の悪性は白血病・悪性リンパ腫です。
教科書で確かめよう:『病理学概論』の索引で「癌腫」を引いて確かめよう
先天異常
問10 21番染色体のトリソミーはどれか。
- ダウン症候群
- マルファン症候群
- クラインフェルター症候群
- ターナー症候群
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答え:1. ダウン症候群
ダウン症候群は21トリソミー。ターナー症候群は45,X、クラインフェルター症候群は47,XXYです。
ここがポイント 常染色体トリソミー:21(ダウン)・18(エドワーズ)・13(パトウ)。性染色体の異常はターナーとクラインフェルター。
教科書で確かめよう:『病理学概論』の索引で「ダウン症候群」を引いて確かめよう